GREEN TUNE

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Green Tuneスペシャル対談 第1回

マスタリングとは、
高音、中音、低音のバランスがすべて。
加納)
最初にマスタリングエンジニアであるエディさんの、音作りについてのこだわりをお聞かせください。

エディ)
マスタリングを行う場合、まずは全体のボリュームをどの程度まで上げられるか、音源のボリュームを確認します。
そして、コンプレッサーで音量レベルを上げていきます。
強い圧縮をかける必要があるとは限りません。
ちょうどいい音量レベルまで上げることが第1のステップです。
やはり一定の音量レベルが必要ですからね。
その上で、純粋に高、中、低音域のバランスを整えていきます。
特定の音域が圧縮されすぎたり、または圧縮不足な部分がないかを聴いて調整します。
イコライジングする前に音量レベルを上げ、異音とノイズを除去し、そして圧縮具合を調節するのです。
通常はマスタリングの際、2台のコンプレッサーを使います。
1台はインプット時に、必要なレベルまで音量を上げるために使います。
そして、もう1台を使ってイコライジングをするわけです。
つまり、それはアウトプット用になります。
マスタリングとは、常に高、中、低音のバランスを取ることがすべてと言って良いでしょう。
それぞれの曲のサウンドは好みによって変えることができます。
すべての曲に鮮明なサウンドが必要なわけではないですし、必要とする低音域、中間音域の音量が違うこともあります。
また、もっと明るい音、またはエッジの効いた音を出したかったり、低音域の幅を狭めたいと思うこともあるでしょう。
もしくはキックを入れるために、ドラム、ベースギターなどの低音をもっと強めたりなど、
自分の好みでアレンジしていくのです。
曲に息を吹き込むように加工します。
加納さんがレコーディングしたものは、とてもバランスが良いので扱いやすいですよ。
それはアナログ録音のお陰だと思います。
デジタルメディアにコピーする前にアナログ録音をしていることで、作品の仕上がりが良くなっているのだと思います。
アナログで音量を上げるということはデジタル媒体にとってとても役立つものなのです。
自然な音が入りますからね。
なお、アナログテープで録音したということは最大の利点であり、これによってマスタリングに柔軟性を与えてくれます。
完全なデジタル録音というのは、何か問題が起こった時に対処しづらいのです。
デジタル録音と違い、アナログで録音されたものには対処の余地があります。
マスタリングエンジニアが細部にわたり微調整ができるか否かは、実際に録音されたサウンドが、いかに豊かで深みのあるものかにかかっていると思います。

加納)
アナログを使用することで得られるナチュラルコンプレッションが、エディさんのコンプレッションに非常に近いと思うのですが...

エディ)
テープは、いわば自然のコンプレッサーとして作用するのです。
ダイナミック・レンジが縮められたり、バイアスがあったり…。それは間違いないと思います。
アナログ工程では自然に起こるんですね。
しかし、一般的には録音の段階での圧縮は控えておいたほうが安全だと思います。
マスタリング時であれば、圧縮しすぎたらやり直しができるし、し足りなければ、さらに圧縮することもできますからね。
私が圧縮加工をする場合には、できる限り自然に近いサウンドを心がけます。
そういうことを考慮しても、テープは有効なんです。
アナログテープは音が自然に聴こえるようにできていますからね。
マスタリング中、小さい音で曲を聴いている時に、カタカタという音が聴こえたり、また、迫力があり息遣いが聞こえるような音であれば、それはいいサウンドです。
もし少し音が荒いようならば圧縮が必要になります。
また音にメリハリがなかったり、引っ張られているようならば、それは圧縮し過ぎということになります。
実は最近、圧縮の聴き取りに最適な部屋を見つけたんです。
そこならば、1dBの違いが聴き取れます。
私の場合、たった1dBの差で生じる違いでも、よく聴こえたり悪く聴こえたりします。
圧縮というのは個人の好みによるもので、圧縮を好むクライアントもいることはいますが、私のクライアントの多くはダイナミックレンジを残した安定感とダイナミックな幅のある録音を好みます。
正しく圧縮されたものは、音のレベルがはっきりとわかるんですね。
そして、音が大きく聴こえます。
圧縮し過ぎると、まるで吸収されてしまったような、やわらかい音になってしまうのです。
曲は呼吸していなければなりません。生きた曲でなければいけないのです。
アナログではそれがちゃんとできるのであり、マスタリングエンジニアも、曲に息を吹き込むように加工しなければいけませんね。
Green Tuneのサウンドは、
低音が引き締まり
豊かで深みがある。
エディ)
Green Tuneは実に素晴らしいですからね、とても気に入っているんですよ。

加納)
私のセッションの時は、いつもGreen Tuneでお願いしていて、マスターはハードドライブで持ってきます。
理由は、そのサウンドが非常に原音に忠実だということだからです。

エディ)
そのほうがいいでしょうね。
僕も、それに賛成です。
Green Tuneで録音すると、音楽的に聴こえるんです。
豊かで、深くて、ヘンに美しすぎない!(笑)デジタルではなくアナログっぽく聴こえるわけです。
でも高音もしっかり効いていますしね。
一番、使えるなと思う点は、より豊かな音で、かつ深みがあるところです。
そして、低音も引き締まった感じに聴こえますよね。

加納)
私が以前、Green Tuneを持ってきて皆さんの前で視聴した時は、大きな差があったというよりは、
感じるというような違いがあった。
感覚で感じ取るような違いです。

エディ)
ええ、いい指摘です。私も同感です。

加納)
たとえば曲の最初のイントロなどの部分で、ギターやピアノだけの演奏だったりする場合、つまり楽器の数が少ない時、普通のCD-RとGreen Tuneの差を顕著に感じることが多いですね。

エディ)
ええ、アコースティック楽器の場合にその違いが出るということだと思いますね。例えばピアノのイントロなどです。アコースティックギターなどは、その最たる例でしょう。つまり、音の深さや音楽性が、しっかりと出るわけです。大きな違いが出るのは、ジャズとか…

加納)
クラシックですね。

エディ)
そう、クラシックです。ジャズとかクラシックとか、それから純粋なアコースティックサウンドのロックバンドとかね。

加納)
あと、ソロのボーカルとか。

エディ)
そうですね。ボーカル、ピアノなどですね。そういったサウンドには、Green Tuneが最適です。

加納)
音が、より太く、しっかり感じます。

エディ)
そう、そのとおりです。私もそう思います。

加納)
エディさんがGreen Tuneを使っている音楽のタイプを教えてください。

エディ)
ほとんどがロックです。アコースティックのロック、おそらく非常に革新的なロックです。
加納さんの作品ですが。だから、なおさら違いがよくわかるんですよね。

加納)
レゲエタイプのものですね。

エディ)
エレクトリックギターですから。エレクトリックギターは、違いが出やすいんです。
それから、加納さんは本物のアコースティックドラムを使っていますね。良く聴き取れます。
加納さんの音楽はとても革新的で、素晴らしいですね。
Green Tuneはアコースティック音楽だけではなく、エレクトリック音楽にも、とても向いています。
音の深みと音楽性が、さらに引き立つのです。
これはGreen Tuneによる素晴らしい進歩ですね。
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