GREEN TUNE

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DVD-R開発者の声
CD-R開発者の声
新規事業開発室
シニアマネージャー
江橋 克巳
セールスサポート本部
テクノロジーサービス部マネージャー
佐藤 晋

開発者の声

 
■高かい再現性と高耐久性が金反射膜の特徴。
音の再現性を高めた金反射膜について少し詳しく伺いたいと思います。
江橋
もともとCD-Rの時代から、金の反射膜を使ったディスクはありました。その意味でGreen Tune DVD-Rは先祖返りをしています。 銀よりも金の方が素材として腐食しないとか、安定性で優れています。しかし、紙のように薄くたたいて金箔にするといった使い方からわかるように、結構柔らかい素材で、使いにくさもいろいろとあります。その柔らかさがディスクで使用する場合マイナスでした。最初は金だけ製膜すればディスクができるかと思ったら、特性は良くなくて、そのあたりを克服することに少し苦労しました。
どのように克服されたのですか。
佐藤
そこはひとつ技術を入れて堅くなるようにしたのです。ただ金を使えばいいというのではできませんでした。

江橋
CDでやっていたのは、10年ぐらい前で、その頃と比較すると、まわりの材料がずいぶん変わっています。ディスクの値段も、すごく安くなっていて、それにともなって、コストを下げるために、たとえば10年前に使っていた材料はいま使われていません。
しかし、Green Tune DVD-Rではその頃の材料を使っています。それが特徴かもしれません。

佐藤
金はコストを考えたら手が出る材料ではありません。あえてGreen Tune DVD-Rのようなプロ用の商品は少々高くても、安定しているものが欲しいというニーズがあるのではないかと試作してみたものです。けっきょく音が良かったと言われ、商品化ができたということです。
■付加価値としてのハードコート。こだわりのアゾ色素。
次にハードコートについて伺いたいと思います。
江橋
国内では扱っておりませんが、海外ではハードコートの商品は売っていますので、ノウハウはありました。
スタジオなどお客様が日常使われるときに、ディスクの記録面をさわってしまうとかで、指紋が付着したり、ヨゴレがついたりしたときも簡単に拭き取れます。これは利便性を高めるだろうということで、ハードコートを採用しました。ただ、音質を評価してくれている側からするとあまり余計なことはしなくていいというようなことも言われました。それによって音が変わったら嫌だということですね。
ですから、音の再現性がいいという事が前提として、そのうえにプラスアルファで訴求する要素として、耐光性とか、ラフに扱えるということがメリットになると思います。
アゾ色素にはやはりこだわったということでしょうか。
江橋
三菱化学は色素でもDVDの分野ではかなりのシェアを持っていて、弊社のアゾ色素を使ったディスクは、かなり世の中に出ています。特に低速の場合は互換性という意味でも非常にメリットがあります。それにもちろん、耐光性といった優れた特性も生かしています。ただ今回はそれにプラス高音質にこだわっているということです。
アゾ色素の塗り方をかなり試されたというお話でしたが、
佐藤
今回は開発段階でスタンパを何度も変えています。そうなると溝に合った色素の埋まり方を調整しなければいけません。ひとつの溝のスタンパを用意すると、塗り方を厚め、薄め、中間の3種類ぐらい条件を変えて細かく試してみました。

江橋
スタンパにはすごくこだわりました。
先ほどの3〜4ヶ月といいましたけど、実際はうちの水島の工場に、こういうスタンパを作ってみてくださいということをお願いしたこともあって期間がかかりました。
それと、Green Tune DVD-Rのスタンパは4倍の記録速度用になりますので、スタンパを作る工場でもメインではありません。だから1品ものになってしまっています。開発中は夢中になってやるしかないと思ってやっていますが、よく考えてみると、すごく贅沢なことをやっていましたね。
■次世代ディスクの技術を応用。
スタンパの表面処理には、次世代の技術が使われているとか。
江橋
Blu-ray Disc/HD DVDのためのスタンパを作る技術を適用して、このDVDのスタンパを作っています。その部分では次世代ディスクの技術を還流させています。

佐藤
次世代の技術は工夫のために使いました。溝をもっと細かく形をつけるために、普通のDVD用のレーザではなく、高密度用の性能のいいカッティングマシンを使っています。
(つづく:第3回は音質の評価について伺います)


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